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廬山寺(ろざんじ)
天慶元年(983)慈恵大師によって北山に創建された与願金剛院を起源と伝える。寛元三年(1245)船岡山の南麓に再建される際、中国の恵遠法師が残した廬山の二字を受け寺名とする。 本尊は聖徳太子作と伝える三尺の薬師如来坐像、大師堂に弘法大師作とされる不動と弁財天、地蔵堂には明智光秀の持仏であった地蔵菩薩などを祀る。 開祖慈恵大師の故事による「鬼の法楽」といわれる節分会の悪鬼退散の行事は広く知られる。 境内は、かつての紫式部邸にあたり、枯山水の平庭に咲く桔梗に源氏の雅を忍ばせる。 |
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