出雲路(いずもじ)

古くは出雲氏一族の居住地であった愛宕(おたぎ)郡出雲郷がこの辺りに広がっていた。やがて出雲氏は政界から消えることとなるが、その氏寺である出雲寺へ至る道行きを称して出雲路と呼ばれることとなったと推定される。
鞍馬街道をはじめとする北方への街道の要衝であったこの地には、いつの頃からか道祖神として幸神(サイノカミ)が祀られ街道を往来する庶民の信仰を集めていた。
出雲路の東側には、京都府師範学校の事業として明治38年に植えられた桜並木(志波む桜)が、毎春みごとな花を咲かせる。
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