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干菜寺(ほしなでら)
乾菜寺ともあらわされる。正式には光福寺と称し、空也堂(現京都市中京区)と並ぶ京都の六斎念仏の系流の拠寺として知られる。豊臣秀吉寄進と伝える陣太鼓があり、光福寺の名も豊臣秀吉に与えられたと伝える。 六斎念仏とは六斎太鼓を打ち鳴らしながら念仏を唱えるものであるが、一方の空也堂系の六斎念仏が江戸時代には半ば芸能化したのに対し、この寺門の僧俗は念仏本来の姿を保ち続けたといい、その姿は「華頂山大法会図録」にうかがうことができる。 境内には本堂のほか、観音堂・地蔵堂・愛染堂・毘沙門堂がある。 |
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